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あなたの対策は大丈夫?

知っておきたい豆知識。
ウイルスや細菌、真菌(カビ)の特長をチェック。

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■ノロウイルス
ノロウイルスとは人の小腸粘膜で増殖するウイルスです。従来は小型球形ウイルスと呼ばれていました。主に11月~3月にかけて胃腸炎を起こします。少量のウイルス(100個以下)でも発症し、感染力のとても強いウイルスで保育園や高齢者施設など、集団生活の場では感染がひろがる可能性が高く、集団発生を引き起こしやすいウイルスといえます。
■インフルエンザウイルス
従来の季節性インフルエンザは、ウイルスが原因で鼻、のど、肺、気管支など主に呼吸器疾患を起こす流行性の感染症です。インフルエンザは流行すると、年齢を問わず短期間でとても多くの人が罹患します。日本でのインフルエンザは、おおむね11月から12月頃から流行が始まり、翌年の1月から3月頃に患者数がピークを迎え、4月から5月頃に終息していきます。
■O-157(病原大腸菌)
病原大腸菌は、7~9月の夏季に発生数が多く、下痢などの消化器症状や合併症を起こすことがあります。毒素を産生し、出血を伴う腸炎や溶血性尿毒症症候群(HUS)を起こす腸管出血性大腸菌と呼ばれるものがあり、腸管出血性大腸菌は、菌の成分によりさらにいくつかに分類されています。代表的なものは腸管出血性大腸菌「O-157」で、そのほかに「O-26」や「O-111」などが知られています。
■花粉(アレル物質)
花粉症は、スギなどの花粉(抗原)が原因となって起こるアレルギー疾患の一つです。特にスギ花粉症は冬の終わりから春にかけて、毎年、くしゃみ・鼻みず・鼻づまりなどの症状で多くの人を悩ませています。日本では、スギのほかにもヒノキ、イネ、ブタクサ、ヨモギなど約50種類の植物が花粉症を引き起こすとされています。花粉症の原因となる植物が多いため、一年を通じて注意や対策が必要となります。
■ハウスダスト(アレル物質)
室内のダニやホコリなどのハウスダストに対するアレルギー反応としては、主にくしゃみや鼻水を引き起こします。アレルギー反応とは、体内に侵入しようとした外敵を追い出そうとする、本来人の体に備わっている免疫反応です。ハウスダストは、くしゃみや鼻水以外にも、皮膚炎、鼻炎、結膜炎や喘息などの原因にもなります。対策としては、季節に関係なく、毎日の住環境を清潔に保つことが大切になってきます。